高いゆるみ止め性能を実現! 扱いやすさと低コスト化を実現!

【TRES LOCKシリーズ】は、お客様の様々なご要望にお応えできるよう、規格・サイズなど、多種にわたり揃えています。
【TRES LOCKシリーズ】は、ねじ込みトルクのバラツキを抑える構造設計により、締め付けトルクの設定・管理が簡単になりました。
【TRES LOCKシリーズ】は、ゆるみ止めの性能はもちろんのこと、耐久性に優れ、あらゆる振動の場面で、安心と信頼を提供します。
【TRES LOCKシリーズ】は、安心と安全をめざし、確実な信頼を提供する新しいブランドです。
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TRES LOCKシリーズ 「規格・サイズ」

2019年5下旬のシリーズ化に向けて準備中です。
※下記の製品は、シリーズ化対象製品のリストとなっております。
※各シリーズの各部サイズについては2019年5月上旬にご案内させて頂きます。
 (2019年5月上旬までに詳細確認及びご用命の方は、弊社営業部までお問い合わせください。)
識別番号 製品タイプ サイズ 仕様タイプ
 TLHB  六角ナットタイプ(2種) M6-M12 Type B
 TLFB  フランジナットタイプ M6-M12 Type B
 TLTWD1B  四角溶接ナットタイプ M6-M10 Type B
 TLHWA1B  六角溶接ナットタイプ M6-M10 Type B
 TLBFB、TLBPB  ブラインドナットタイプ M6-M10 Type B
 TLHSB  CAP六角ナットタイプ(2種) M6-M12 Type B
 TLFSB  CAPフランジナットタイプ M6-M12 Type B
 TLSSHB  皿ばね付き六角ナットタイプ M6-M10 Type B
シリーズ化対象の製品は、TypeBでのご提供となっております。
お客様のご要望されるトルク値にてカスタマイズすることも可能です。(受注生産となります。)
TRES LOCK機構は追加工の為、お客様の製品にTRES LOCK機能を付加させることも可能です。
 (ただし、形状的に不可な場合もありますので、まずはご連絡ください。)

TRES LOCKシリーズ 「プラスα」 

●TRES LOCKシリーズ 「12POINT」 『意匠登録申請中』
TRESシリーズの安定したゆるみ止め効果に加え、
12ポイントでねじ込みをサポート!
3つのPoint!
 ねじ込み、締め付け時にスベリが軽減され、安定したトルク管理が行えます。
 レンチ、スパナが使用出来ないため、簡易的なイタズラ防止になります。
 意匠性が高く、見せる締結部品として使用できます。《ドレスアップ部品》

TRES LOCKシリーズの特長

◎ねじ込みトルクのバラツキを抑える構造設計により、締め付けトルクの設定・管理が簡単になりました。
◆安定したゆるみ止め効果を発揮します。
◆取付け作業が簡単で、取付けミスを防ぎます。
◆締付け軸力が低下しても、早期の脱落を防止します。
◆中間ロックが可能です。
◆被締付材が軟質の物や破損しやすい物の締付けに適しています。
◆オールメタル(全金属)製品のため、耐熱・耐寒に優れています。
◆数回の繰り返し使用が可能です。

TRES LOCKシリーズの構造(TypeA・TypeB)

TRES LOCK NUTは、ナット上面に、見えないフリクションリングをコンセプトにネジのリード角に沿って、ナット上面のねじ部をプレス加工により変形させ、高コルクを発生させています。
ねじのリード角に沿って変形させたTRES LOCK部はボルトのねじ山に均一な応力を発生させ、それに対する均一な反力と共にネジ山を強圧させ、安定したプリベリングトルク(自由回動を阻止する摩擦トルク)を発生させます。
Type A Type B
ナット上面のボス部を横からプレス
○のねじ穴を△に変形させたタイプ
ナット上面のねじ部を上からプレス
ねじ山の一部分を押し潰したタイプ
※TypeA:受注生産品、TypeB:通常在庫品

TRES LOCKシリーズの締め付け性能

試験の目的
TRES LOCK NUT フランジM8×1.25(以降、TRES LOCK NUT という)の締付試験を行い、ナット個々のプリベリングトルクのバラツキを確認することを目的とする。
試験の方法
・潤滑剤をねじ部に塗布したボルトを固定し、ナットをねじ込んだ時のプリベリングトルク及び、ねじ戻した時のプリベリングトルクを測定する。
・ねじ込み、ねじ戻しは2回行い、2回目は下記工程Dを行わない。
・また、1回目と2回目の間には10秒のインターバルを設ける。インターバルでの再潤滑は行わない。
・n数は30とする。

ねじ締付試験機
NST-100NM (日本計測システム製)
 
@ 試験機の治具にナットとボルトを固定し、ボルトにナットをプリベリングトルクがかかる(指で回せなくなる)まで指で回して組み付ける。
A ナットを10rpm で3 回転(角度1,080°)させる。
B その位置からナットを360°回転させた時のトルク値(ねじ込みトルク)を測定する。
C その後、供試ナットが着座するまでねじ込む。
D 着座後、軸力が10.5kN になるまで締め付けを行う。
E 軸力が10.5kN の状態で15 秒間保持する。
F Eの位置から360°だけねじ戻す。
G Fの位置から360°ねじ戻した時のトルク値(ねじ戻しトルク)を測定する。

試験の様子 
試験の結果
  回転角−プリベリングトルク測定結果のグラフ(1回目・ねじ込み)
 
  ※上の線グラフはn数30を1つの表にまとめたグラフ
  回転角−プリベリングトルク測定結果の統計(1回目・ねじ込み)
 
トルク n1 n2 n3 n4 n5 n6 n7 n8 n9 n10
3.757 3.489 3.754 3.982 3.870 3.544 4.317 3.297 3.458 3.831
n11 n12 n13 n14 n15 n16 n17 n18 n19 n20
4.667 4.303 3.781 3.421 4.330 4.440 3.719 3.903 3.776 3.708
n21 n22 n23 n24 n25 n26 n27 n28 n29 n30
3.670 3.761 4.416 4.195 3.228 3.339 3.325 3.763 3.395 3.666
  ※ねじ込みトルクは360°回転する間に生じたプリベリングトルクの最大値とする。
 
最大 4.667 最小 3.228 平均 3.800 標準偏差 0.372 分散 0.138
 
  回転角−プリベリングトルク測定結果のグラフ(1回目・ねじ戻し)
 
※上の線グラフはn数30を1つの表にまとめたグラフ
回転角−プリベリングトルク測定結果の統計(1回目・ねじ戻し)
トルク n1 n2 n3 n4 n5 n6 n7 n8 n9 n10
3.253 3.283 3.587 3.524 2.764 3.014 3.006 2.230 2.154 3.041
n11 n12 n13 n14 n15 n16 n17 n18 n19 n20
3.713 3.367 2.896 3.293 3.040 3.519 3.007 2.989 2.688 2.935
n21 n22 n23 n24 n25 n26 n27 n28 n29 n30
2.854 2.822 3.050 2.509 2.553 2.275 2.157 3.223 2.391 3.116
※ねじ戻しトルクは360°逆回転する間に生じたプリベリングトルクの最大値とする。
最大 3.713 最小 2.154 平均 2.942 標準偏差 0.421 分散 0.177
回転角−プリベリングトルク測定結果のグラフ(2回目・ねじ込み)
※上の線グラフはn数30を1つの表にまとめたグラフ
回転角−プリベリングトルク測定結果の統計(2回目・ねじ込み)
トルク n1 n2 n3 n4 n5 n6 n7 n8 n9 n10
1.677 1.945 1.415 1.549 1.892 1.592 1.500 1.767 1.636 1.665
n11 n12 n13 n14 n15 n16 n17 n18 n19 n20
1.771 1.825 1.809 1.955 1.630 1.811 1.885 1.460 2.057 1.788
n21 n22 n23 n24 n25 n26 n27 n28 n29 n30
1.680 1.750 1.892 2.004 1.320 1.551 1.590 1.836 1.650 1.737
※ねじ込みトルクは360°回転する間に生じたプリベリングトルクの最大値とする。
最大 2.057 最小 1.320 平均 1.721 標準偏差 0.176 分散 0.031
回転角−プリベリングトルク測定結果のグラフ(2回目・ねじ戻し)
※上の線グラフはn数30を1つの表にまとめたグラフ
回転角−プリベリングトルク測定結果の統計(2回目・ねじ戻し)
トルク n1 n2 n3 n4 n5 n6 n7 n8 n9 n10
2.305 2.424 2.026 2.495 1.938 2.285 1.779 1.783 1.848 2.003
n11 n12 n13 n14 n15 n16 n17 n18 n19 n20
2.575 2.327 2.248 2.172 1.973 2.293 1.912 1.708 1.944 2.034
n21 n22 n23 n24 n25 n26 n27 n28 n29 n30
1.782 1.909 2.122 1.855 1.707 1.638 1.685 2.454 1.618 1.918
※ねじ戻しトルクは360°逆回転する間に生じたプリベリングトルクの最大値とする。
最大 2.575 最小 1.685 平均 2.454 標準偏差 0.270 分散 0.073
まとめ
TRES LOCK NUT のねじ込みトルクの統計
最大 最小 平均 標準偏差 分散
1回目ねじ込み 4.667 3.228 3.800 0.372 0.138
2回目ねじ込み 2.057 1.320 1.721 0.176 0.031
5回目ねじ込み 1.835 1.191 1.482
※ねじ込みトルクは360°回転する間に生じたプリベリングトルクの最大値とする。
TRES LOCK NUT のねじ戻しトルクの統計
最大 最小 平均 標準偏差 分散
1回目ねじ戻し 3.713 2.154 2.942 0.421 0.177
2回目ねじ戻し 2.575 1.618 2.025 0.270 0.073
5回目ねじ戻し 2.369 1.619 1.968
※ねじ戻しトルクは360°逆回転する間に生じたプリベリングトルクの最大値とする。
1回目のねじ込みトルクは、n数30で4±1 N・m に収まるなど、安定したねじ込みトルク性能を実現しており、ねじ戻しトルクも、ねじ込みトルクよりもやや落ちるがバラツキも±1N・mのレンジで安定しています。
繰り返し試験の2回目以降もトルク性能は安定しており、5回目に至っても2回目と変わらない性能を発揮することも確認できています。

TRES LOCKシリーズの振動衝撃試験

軸直角振動衝撃試験
項目 規格値
振動数 1,780 c. p.m
加振ストローク 11.0mm
インパクトストローク 19.0mm
加振台振動加速度 19.5G
NAS式高速 ねじゆるみ試験機
(米国航空規格NAS3350)
試験条件
項目 使用・条件
サイズ M8xP1.25
材質 S45C
締付トルク 4N
本試験機は、振動バーレルを締付けたボルト及びナットにボルト軸直角方向の衝撃を繰り返し与え、ゆるみの発生の有無を調べ、ゆるみ止め性能を判定するものです。
試験結果(軸直角振動衝撃試験)
供試ナット 振動数 振動時間
TRES LOCK NUT 30,000サイクル 16分50秒
異常なし
Wナット(六角ナットのW止め) 3,850サイクル 2分10秒
脱落
一般ナット+スプリングワッシャー 1,185サイクル 40秒
脱落
※振動試験を各製品毎に10回繰り返し行い、その平均数値を表記しています。

使用上の注意事項

機能を発揮させる為には、ナット上部からおねじの完全ねじ部が2ピッチ以上出るようにしてください。
ボルトはねじ精度JIS2級で、先端は面取りのあるものを使用してください。
ねじ込み及びねじ戻し時に、焼付き・かじり等が生じるおそれのある場合は、潤滑剤をご使用ください。
(使用するボルトの硬度が低硬度の場合は、潤滑性の特に高いものを使用してください。)
ナット溶接の場合にはねじ部への熱影響・溶接中に飛散するスラグ及び金属粒にご注意ください。
TRES LOCK機構側からのねじ込みはできません。
ボルトのねじ部に機械加工(キーみぞ・ピン穴等)がある場合には弊社までご相談ください。
低軸力でのご使用や過酷な条件下でのご使用の際には事前に弊社までご相談ください。
TRES LOCK機構部及びクランプ部に異常な変形等が発生した場合には、ご使用を中止してください。
ご使用の際は上記の事項を厳守してください。
尚、ご不明な点などがございましたら、お気軽に弊社までお問い合わせください。